はみだしお姫さま
−−−−ああ・・・ もう、また・・・・−−−−−
ため息と共に思わず口に出そうになるその言葉を飲み込む祥子。 『茶色』の灯りの元、
その視線の先には、ふかふかの羽毛のシーツからはみ出したお姫さまが・・・・・。
エアコンがきいているとはいえ、冬にもなると朝方はけっこう冷え込む今日この頃・・・・。
裸の肩がはみ出した祐巳の体をそっと抱き寄せシーツをやさしくかけてやる。
本来、眠りが浅い方では決してない祥子であったが、祐巳と暮らすようになって、
夏場はクーラーの冷気から、秋も深まってくると明け方の冷え込みからこの眠り姫を守るべく
何度も目が覚めるのが日常となっていた。パジャマをきちんと着ているのならともかく・・・・、
こんな風に二人して生まれたままの姿で眠るときは特に・・・・。
−−−− 祐巳が寝ている間にごろごろと動き回るのがいけないのよ・・・・−−−−
と、まるで祐巳がいつも拗ねるときのように 少しだけぷくっと頬を膨らませる。 と、その時
再び祐巳が身じろぎ ごろんと寝返りを打ちそうになった。あわてて思わずその体を後ろから
ぎゅっと抱きすくめる祥子・・・・。 『起こしてしまったかしら?』 とその寝顔を覗き込むと・・・。
一瞬ぴくりと体を跳ねさせたものの、そこにはぐっすりと眠るプリンセス・・・。
−−−−疲れているのかしら・・?−−−−
って 疲れさせたのは私だけれども(/////)・・・、なんて一人赤面する祥子だった。
そんなこんなで 祥子の低血圧も加わって、朝 先に起きるのは祐巳のほうで・・・・。
ぎゅっと後ろから抱きすくめられた状態で ふと目が覚めるものだから・・・・。
−−−−−うふふふ・・・・ お姉さまったら・・・・ 甘えんぼうさん・・・・−−−
って、こらこら・・・・。
END
≪ はみ出しお姫さま・・・・、王子さまの気苦労つゆ知らず・・・・≫ ちゃんちゃん! おそまつ!
* * *
ハニーさまからラブラブ祥祐ssをいただきました〜〜〜!もちろん新婚さんですよねっwねっ!
この後祐巳ちゃんから「お姉さまは甘えん坊なお姫さまだなぁ♪」なんていわれちゃった
りするんですよねっ!ねっねっ(以下エンドレス)
甘甘分本当にありがとうございました!!!
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